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古い小説から最近のまでおいてあります。
古いのはなんだか恥ずかしいのでいつ消すかわかりません。

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タイトルが酷い(笑
手塚がむっつり
『幸せだ…‥』
炬燵にべったりと頬を付けて零す跡部に、手塚は眉間の皺を深くした。
手塚の家は、純和風。
畳の部屋に掘り炬燵。
可愛い可愛い恋人である跡部が、炬燵に入ったことが無いと話したのがきっかけで、この年末、手塚の家でひたすらだらだらと過ごしているのだ。
家に帰れと言ってもまるで聞かずに、跡部は嬉しそうに炬燵に入ったままだ。
そうして、大晦日は、12月31日の夜は過ぎていく。
『お前が何を考えているのか全くわからん』
本日もう既に五つ目になる蜜柑の皮を剥きながら、手塚は低く呟く。
あー、間抜けな声を出しながら口を大きく開けた跡部に気が付くと、む、と、手塚は逆に顔を顰めて、蜜柑を一つ乱暴に跡部の口に突っ込んだ。
炬燵に暖められている所為か、普段白い跡部の顔はほんのり赤い。
黙っていれば可愛らしいのにな、手塚は、じ、とその顔を眺める。
『炬燵で蜜柑の年越し、夢だったんだ…』
蜜柑をゆっくり噛み潰せば、口の中に広がる甘酸っぱい味。
調理や加工をされていない蜜柑を、久しぶりに、本当に久しぶりに口にした跡部は、幸せそうに、甘酸っぱい息を吐き出した。
炬燵に蜜柑の年越し。
絵に描いたようなそれに憧れていたらしい跡部は、絵に描いたようなそれを実現できて、嬉しいらしい。
それはやはり何処か可愛らしくて、その、小さな夢を手助けしてやれたことが、手塚にも嬉しかった。
『跡部…、嬉しいか?』
ふ、と表情に笑みの色を差しながら、手塚が問う。
それに答えずに、跡部はニヤニヤと笑いながら、炬燵の中の足を動かし始めた。
『ッ?!あ、あとべ?』
『これで…、更にお前と年越しの瞬間キスしてられたら幸せだなァー…‥』
炬燵の中で、手塚の股間を足でぐりぐりと刺激する。
跡部は意地の悪い笑みを浮かべながら言う。
手塚は慌てた顔を、すぐに無色に塗り替える。
『うおァッ?!』
妙な声をあげた跡部の体がずるりと炬燵の中に引きずり込まれる。
炬燵の上に伏せていた上半身は、畳の上に仰向けになってしまった。
『ッ、おい、て、手塚…』
手塚の位置からは見えないが、跡部はひどく狼狽えた様子で名前を呼ぶ。
炬燵の中で悪戯を繰り返していた跡部の足は、手塚の手にがっちりと捕えられてしまっていた。
そして今度は逆に、手塚の足が、跡部の股間を悪戯に押していた。
『うぁっ、ちょ、テメェ…いい加減に、し、ろ』
『誘ったのはお前だ』
手塚が、元来表情の変わりづらいそこに僅かに笑みを浮かべながら言い放つ。
そしてぱっと手を離して跡部のもとへ。
仰向けの上半身を引きずり起こして後ろから抱き締めるように座り込む。
二つの体温が混ざり合うのは、どこか心地好い。
『あと20分、か…‥』
壁にかかった時計を眺めて手塚が呟く。
時計の針は、23時40分を回ったところだった。
『20分あれば十分だ』
『何がだよ…?』
問い掛けた跡部は次の瞬間ぎょっとした。
手塚の手がズボンの中に入り込んでくる。
止めようと跡部が手塚の手首を掴むが、跡部は手塚にソコを掴まれる。
力の抜けたのを確信して、背後で手塚が囁いた。
『年越しの瞬間は繋がっていようじゃないか、跡部』
もうすぐ、年が明ける。
手塚がむっつり
『幸せだ…‥』
炬燵にべったりと頬を付けて零す跡部に、手塚は眉間の皺を深くした。
手塚の家は、純和風。
畳の部屋に掘り炬燵。
可愛い可愛い恋人である跡部が、炬燵に入ったことが無いと話したのがきっかけで、この年末、手塚の家でひたすらだらだらと過ごしているのだ。
家に帰れと言ってもまるで聞かずに、跡部は嬉しそうに炬燵に入ったままだ。
そうして、大晦日は、12月31日の夜は過ぎていく。
『お前が何を考えているのか全くわからん』
本日もう既に五つ目になる蜜柑の皮を剥きながら、手塚は低く呟く。
あー、間抜けな声を出しながら口を大きく開けた跡部に気が付くと、む、と、手塚は逆に顔を顰めて、蜜柑を一つ乱暴に跡部の口に突っ込んだ。
炬燵に暖められている所為か、普段白い跡部の顔はほんのり赤い。
黙っていれば可愛らしいのにな、手塚は、じ、とその顔を眺める。
『炬燵で蜜柑の年越し、夢だったんだ…』
蜜柑をゆっくり噛み潰せば、口の中に広がる甘酸っぱい味。
調理や加工をされていない蜜柑を、久しぶりに、本当に久しぶりに口にした跡部は、幸せそうに、甘酸っぱい息を吐き出した。
炬燵に蜜柑の年越し。
絵に描いたようなそれに憧れていたらしい跡部は、絵に描いたようなそれを実現できて、嬉しいらしい。
それはやはり何処か可愛らしくて、その、小さな夢を手助けしてやれたことが、手塚にも嬉しかった。
『跡部…、嬉しいか?』
ふ、と表情に笑みの色を差しながら、手塚が問う。
それに答えずに、跡部はニヤニヤと笑いながら、炬燵の中の足を動かし始めた。
『ッ?!あ、あとべ?』
『これで…、更にお前と年越しの瞬間キスしてられたら幸せだなァー…‥』
炬燵の中で、手塚の股間を足でぐりぐりと刺激する。
跡部は意地の悪い笑みを浮かべながら言う。
手塚は慌てた顔を、すぐに無色に塗り替える。
『うおァッ?!』
妙な声をあげた跡部の体がずるりと炬燵の中に引きずり込まれる。
炬燵の上に伏せていた上半身は、畳の上に仰向けになってしまった。
『ッ、おい、て、手塚…』
手塚の位置からは見えないが、跡部はひどく狼狽えた様子で名前を呼ぶ。
炬燵の中で悪戯を繰り返していた跡部の足は、手塚の手にがっちりと捕えられてしまっていた。
そして今度は逆に、手塚の足が、跡部の股間を悪戯に押していた。
『うぁっ、ちょ、テメェ…いい加減に、し、ろ』
『誘ったのはお前だ』
手塚が、元来表情の変わりづらいそこに僅かに笑みを浮かべながら言い放つ。
そしてぱっと手を離して跡部のもとへ。
仰向けの上半身を引きずり起こして後ろから抱き締めるように座り込む。
二つの体温が混ざり合うのは、どこか心地好い。
『あと20分、か…‥』
壁にかかった時計を眺めて手塚が呟く。
時計の針は、23時40分を回ったところだった。
『20分あれば十分だ』
『何がだよ…?』
問い掛けた跡部は次の瞬間ぎょっとした。
手塚の手がズボンの中に入り込んでくる。
止めようと跡部が手塚の手首を掴むが、跡部は手塚にソコを掴まれる。
力の抜けたのを確信して、背後で手塚が囁いた。
『年越しの瞬間は繋がっていようじゃないか、跡部』
もうすぐ、年が明ける。
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プロフィール
HN:
詩子
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/08/13
職業:
学生
趣味:
買い物・音楽鑑賞
自己紹介:
小説や日記、小ネタ等を投下していくヲタクなブログです。サイトの代わりに運営しているのでコメントやメッセージは大歓迎です。
リンクについては同人サイト様につきフリー。報告や連絡いただければそちらにも遊びにいきます♪
コメントするのが嫌だわ、というシャイなお嬢さんは(笑)
utagawa_hikaru☆hotmail.com
(☆を@に変えてくださいね)
こちらまでご連絡ください!
ジャンルはサイトをやっていた頃とほとんど変わりませんが…
テニス(忍受け、跡受けなど)
サガフロ(いろいろ)
もしかしたらアイシ(阿雲)
オリジ(気が向けば)
…こんな感じです。
同志様は是非仲良くしてください!
何かありましたらお気軽にご連絡を。
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コメントするのが嫌だわ、というシャイなお嬢さんは(笑)
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(☆を@に変えてくださいね)
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ジャンルはサイトをやっていた頃とほとんど変わりませんが…
テニス(忍受け、跡受けなど)
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…こんな感じです。
同志様は是非仲良くしてください!
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