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古い小説から最近のまでおいてあります。
古いのはなんだか恥ずかしいのでいつ消すかわかりません。

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お前は綺麗で色気もあんのによ、いまひとつ、惹かれねぇのはなんでだろうな。
本日晴天。胸クソ悪ぃ程に晴れ渡った空の下、おそらく真面目に授業受けてる奴等の頭の上。
屋上のコンクリートに押し倒した忍足へ、そんな問い掛けをした。
『それは俺が跡部にそういう風に見せとるからやろ。俺がアンタを惹きつけへんよぅにしとるんや』
にっこり笑ったコイツの顔には裏があるに違いない。違いないんだが底が見えねぇお陰で裏も見えねぇ。
『なぁ跡部さん、ほんならなんでアンタは…ボンボンなのにこない下品なんやろねぇ?品が無いんやない、けど下品』
シャツの釦を外していけば今度は忍足が問い掛けた。
下品…奴が言うにはやること言うことが下品らしい。
性格だと言ってしまえばそれまでだがそれじゃあいまいち答えにはならない。
だがしかしそんな質問を受けてみろ、恐らく答えられる奴はほとんどいない。
俺から奴へ何か問い掛ければ奴はそれに易々答え、逆に俺に問い掛けをする。
それはいつだって難題で結局まともに答えられない俺はその問いの答えを求めるべく再び忍足に問い掛けを。
そんな無駄な言葉のやりとりはつまらなくはねぇが酷い疲労を感じさせる。
そして己の己への理解度の低さを露呈してしまい、結局俺はいつも妙に心地のよい敗北感のなか行為を進めるのだ。
見つからない答えを無理に見つけようとはせず、俺は忍足のシャツの釦を外し終えた。
途端、顔をしかめることになる。
『おい…俺はここ最近こんなとこに跡つけた覚えはねぇぞ…』
無数に咲く見知らぬ痣に、それを自分の物に変えるよう唇を寄せる。
きつくきつく吸い上げろ。愛情無しの独占欲はそのくせどこまでも貪欲なのだ。
『跡部には関係ないやん。あっ…ん、そないしたらアカン…あん…』
色を含み始めた声に、増長する欲望に、歯止めをかけろそして犯せ少しずつ。
『なぁ跡部…?あ、俺の質問への…ん、あぁっ…答え…は…?』
喘ぎに混じり聞こえた二度目の問い掛けに、小さく舌打ちのみを返し早々に忍足の下肢へ手を伸ばした。
テニスでも、試験でも負けたことはない。
だが常に奴に対し感じる敗北感はいつだって俺を苦しませそして俺を高みへと押し上げる。
恐らくこの関係は一時。
しかしこの感覚は一生。
どこをどう間違って男なんかと行為を繰り返すのか、考えちまえば自分が惨めに思えてくる。
いやしかし考えずにはいられない。
そんな考え事しながら奴のペニスを刺激していたら、物足りないと、愚痴をこぼされた。
あぁ、悪かったなこの淫乱が。
『お前の質問はいつもいつも難し過ぎんだよ…もっと簡単な…質問は?』
たまには答えられる質問をよこしてもいいはずだ。
ケツの穴に指突っ込んで慣らしながら、話し掛ける。
『ん、や…ぁ?簡単な…しつもん…?ぁ、ん…そやなぁ…んー、あぁ…あるで』
こんな状態でも話はきちんと聞いてるし、きちんと返事をする。
なんだか自分が一方的に行為をしているような、まるで奴の自慰行為を手伝わされているような、虚しい気になるのだが。
『簡単な…質問や…跡部俺んこと、好き?』
今にも吹き出しそうな、今にも馬鹿笑いをはじめそうな、しかしそれを堪えたような顔をして。
『はっは…は、は…そうであってほしいとか…思うわけか?テメェは』
額を押さえ笑いを堪え、あぁ確かに簡単な質問だ。
『好きだぜ、お前のこと』
『俺も、だーい好きやで、跡部さん』
互いの甘い台詞を嘲笑い、行為の最中なのも忘れコンクリートを叩く。
笑いすぎたか息を切らせた涙目の忍足に、あぁそういえばまだ終わっていなかったな、欲望を突き立てる。
『あっん!!っはぁ…あ…とべ…あぁ…アンタやっぱり最高やで…あぁっ』
『ったりめぇだ…いいから黙れ…ぶち壊しじゃねぇかよ』
激しい律動を繰り返せば忍足の口からはついに喘ぎと唾液しか漏れなくなる。
互いに欲望を放てば、あまりの空の青さに、自分達の行為をすこしだけ、すこしだけ、恥じた。
俺達の間には、
黒い川が流れている。
本日晴天。胸クソ悪ぃ程に晴れ渡った空の下、おそらく真面目に授業受けてる奴等の頭の上。
屋上のコンクリートに押し倒した忍足へ、そんな問い掛けをした。
『それは俺が跡部にそういう風に見せとるからやろ。俺がアンタを惹きつけへんよぅにしとるんや』
にっこり笑ったコイツの顔には裏があるに違いない。違いないんだが底が見えねぇお陰で裏も見えねぇ。
『なぁ跡部さん、ほんならなんでアンタは…ボンボンなのにこない下品なんやろねぇ?品が無いんやない、けど下品』
シャツの釦を外していけば今度は忍足が問い掛けた。
下品…奴が言うにはやること言うことが下品らしい。
性格だと言ってしまえばそれまでだがそれじゃあいまいち答えにはならない。
だがしかしそんな質問を受けてみろ、恐らく答えられる奴はほとんどいない。
俺から奴へ何か問い掛ければ奴はそれに易々答え、逆に俺に問い掛けをする。
それはいつだって難題で結局まともに答えられない俺はその問いの答えを求めるべく再び忍足に問い掛けを。
そんな無駄な言葉のやりとりはつまらなくはねぇが酷い疲労を感じさせる。
そして己の己への理解度の低さを露呈してしまい、結局俺はいつも妙に心地のよい敗北感のなか行為を進めるのだ。
見つからない答えを無理に見つけようとはせず、俺は忍足のシャツの釦を外し終えた。
途端、顔をしかめることになる。
『おい…俺はここ最近こんなとこに跡つけた覚えはねぇぞ…』
無数に咲く見知らぬ痣に、それを自分の物に変えるよう唇を寄せる。
きつくきつく吸い上げろ。愛情無しの独占欲はそのくせどこまでも貪欲なのだ。
『跡部には関係ないやん。あっ…ん、そないしたらアカン…あん…』
色を含み始めた声に、増長する欲望に、歯止めをかけろそして犯せ少しずつ。
『なぁ跡部…?あ、俺の質問への…ん、あぁっ…答え…は…?』
喘ぎに混じり聞こえた二度目の問い掛けに、小さく舌打ちのみを返し早々に忍足の下肢へ手を伸ばした。
テニスでも、試験でも負けたことはない。
だが常に奴に対し感じる敗北感はいつだって俺を苦しませそして俺を高みへと押し上げる。
恐らくこの関係は一時。
しかしこの感覚は一生。
どこをどう間違って男なんかと行為を繰り返すのか、考えちまえば自分が惨めに思えてくる。
いやしかし考えずにはいられない。
そんな考え事しながら奴のペニスを刺激していたら、物足りないと、愚痴をこぼされた。
あぁ、悪かったなこの淫乱が。
『お前の質問はいつもいつも難し過ぎんだよ…もっと簡単な…質問は?』
たまには答えられる質問をよこしてもいいはずだ。
ケツの穴に指突っ込んで慣らしながら、話し掛ける。
『ん、や…ぁ?簡単な…しつもん…?ぁ、ん…そやなぁ…んー、あぁ…あるで』
こんな状態でも話はきちんと聞いてるし、きちんと返事をする。
なんだか自分が一方的に行為をしているような、まるで奴の自慰行為を手伝わされているような、虚しい気になるのだが。
『簡単な…質問や…跡部俺んこと、好き?』
今にも吹き出しそうな、今にも馬鹿笑いをはじめそうな、しかしそれを堪えたような顔をして。
『はっは…は、は…そうであってほしいとか…思うわけか?テメェは』
額を押さえ笑いを堪え、あぁ確かに簡単な質問だ。
『好きだぜ、お前のこと』
『俺も、だーい好きやで、跡部さん』
互いの甘い台詞を嘲笑い、行為の最中なのも忘れコンクリートを叩く。
笑いすぎたか息を切らせた涙目の忍足に、あぁそういえばまだ終わっていなかったな、欲望を突き立てる。
『あっん!!っはぁ…あ…とべ…あぁ…アンタやっぱり最高やで…あぁっ』
『ったりめぇだ…いいから黙れ…ぶち壊しじゃねぇかよ』
激しい律動を繰り返せば忍足の口からはついに喘ぎと唾液しか漏れなくなる。
互いに欲望を放てば、あまりの空の青さに、自分達の行為をすこしだけ、すこしだけ、恥じた。
俺達の間には、
黒い川が流れている。
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プロフィール
HN:
詩子
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/08/13
職業:
学生
趣味:
買い物・音楽鑑賞
自己紹介:
小説や日記、小ネタ等を投下していくヲタクなブログです。サイトの代わりに運営しているのでコメントやメッセージは大歓迎です。
リンクについては同人サイト様につきフリー。報告や連絡いただければそちらにも遊びにいきます♪
コメントするのが嫌だわ、というシャイなお嬢さんは(笑)
utagawa_hikaru☆hotmail.com
(☆を@に変えてくださいね)
こちらまでご連絡ください!
ジャンルはサイトをやっていた頃とほとんど変わりませんが…
テニス(忍受け、跡受けなど)
サガフロ(いろいろ)
もしかしたらアイシ(阿雲)
オリジ(気が向けば)
…こんな感じです。
同志様は是非仲良くしてください!
何かありましたらお気軽にご連絡を。
リンクについては同人サイト様につきフリー。報告や連絡いただければそちらにも遊びにいきます♪
コメントするのが嫌だわ、というシャイなお嬢さんは(笑)
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(☆を@に変えてくださいね)
こちらまでご連絡ください!
ジャンルはサイトをやっていた頃とほとんど変わりませんが…
テニス(忍受け、跡受けなど)
サガフロ(いろいろ)
もしかしたらアイシ(阿雲)
オリジ(気が向けば)
…こんな感じです。
同志様は是非仲良くしてください!
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