初めての方はカテゴリから説明へどうぞ。
古い小説から最近のまでおいてあります。
古いのはなんだか恥ずかしいのでいつ消すかわかりません。

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「ギュスターヴ、また洞窟へ行っていたのか」
「説教なら聞く気は無いぞケルヴィン、お前は口煩くてかなわん」
木の枝に腰掛けてアケビを食べながら、目もくれずにケルヴィンに返す。
ケルヴィンは分かりやすく顔を歪めて木の下へと歩み寄る。
「ソフィー様をなんとも思わないのか?」
我関せずだったギュスターヴが、母の名に、漸く反応を見せた。
木の下のケルヴィンを見つめてこちらも顔を歪める。
「弱っていくかあ様を見ていたくなんかないんだ!」
言い放って木からおりる。足の向かう先はやはり家ではなかった。
ギュスターヴ、私がお前を咎めるのはソフィー様のためでもお前のためでもなくて、ソフィー様を慕う私の心の為なのだきっと。
ギュスターヴとケルヴィン。
サガフロ2のこの二人が大好きです。
サガフロはまじ名作だからみんなやるといい。
ギュスケルとかグスロベが好きだけど、あまりCP要素は濃くないほうがいい。
ケルヴィンはお堅いくせに実は少し甘ったれな部分があると思う、可愛いなぁ(笑)
「説教なら聞く気は無いぞケルヴィン、お前は口煩くてかなわん」
木の枝に腰掛けてアケビを食べながら、目もくれずにケルヴィンに返す。
ケルヴィンは分かりやすく顔を歪めて木の下へと歩み寄る。
「ソフィー様をなんとも思わないのか?」
我関せずだったギュスターヴが、母の名に、漸く反応を見せた。
木の下のケルヴィンを見つめてこちらも顔を歪める。
「弱っていくかあ様を見ていたくなんかないんだ!」
言い放って木からおりる。足の向かう先はやはり家ではなかった。
ギュスターヴ、私がお前を咎めるのはソフィー様のためでもお前のためでもなくて、ソフィー様を慕う私の心の為なのだきっと。
ギュスターヴとケルヴィン。
サガフロ2のこの二人が大好きです。
サガフロはまじ名作だからみんなやるといい。
ギュスケルとかグスロベが好きだけど、あまりCP要素は濃くないほうがいい。
ケルヴィンはお堅いくせに実は少し甘ったれな部分があると思う、可愛いなぁ(笑)
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偽りの女神め…
そう、思わず吐き捨てた言葉に反応したのはあの動物だった。
アーモンド型の大きな目を何度も瞬きさせて、こちらを見つめていた。
夜、崩壊したマジックキングダムの一角で休息をとることにした。
酷く居心地が悪い、自分の中のもう一人に、のっとられそうな、そんな。
「ブルー、恐い顔」
姿形は幾度と変われど、中身こそ全く変わらないこの動物。
今夜もまた頭の足りない口調で話し掛けてくる。
「早く寝ろ、明日も早い」
「ブルーは寝ないの?」
珍しい。
いつもなら私の言うことを素直に聞き入れるクセに、今夜に限って。
「ブルーは誰になっちゃったの?」
一瞬、息が止まった。
目を見開いてクーンを見つめる、クーンの瞳を見つめる。
お前の目には誰がうつっている?
もし、もしあの温厚な片割れが私を取り込んだなら、お前はもっと幸せな目で私を見ただろうか。
「泣かないで、ごめんね」
懐に飛込んできた小さな体を、今夜だけはと、抱き締めて眠る。
明日にはまた私の心も凍りついていると願って。
サガフロンティア
ブルーとクーン
そう、思わず吐き捨てた言葉に反応したのはあの動物だった。
アーモンド型の大きな目を何度も瞬きさせて、こちらを見つめていた。
夜、崩壊したマジックキングダムの一角で休息をとることにした。
酷く居心地が悪い、自分の中のもう一人に、のっとられそうな、そんな。
「ブルー、恐い顔」
姿形は幾度と変われど、中身こそ全く変わらないこの動物。
今夜もまた頭の足りない口調で話し掛けてくる。
「早く寝ろ、明日も早い」
「ブルーは寝ないの?」
珍しい。
いつもなら私の言うことを素直に聞き入れるクセに、今夜に限って。
「ブルーは誰になっちゃったの?」
一瞬、息が止まった。
目を見開いてクーンを見つめる、クーンの瞳を見つめる。
お前の目には誰がうつっている?
もし、もしあの温厚な片割れが私を取り込んだなら、お前はもっと幸せな目で私を見ただろうか。
「泣かないで、ごめんね」
懐に飛込んできた小さな体を、今夜だけはと、抱き締めて眠る。
明日にはまた私の心も凍りついていると願って。
サガフロンティア
ブルーとクーン
「ラスタバン…」
砂のように散った、友人、いやかつての友人を、ただただ見つめていた。
とどめをさしたのは、不幸にもイルドゥンだった。
冥帝の鎧。
残ったのはラスタバンが身に付けていた鎧だけで、そこには温もりの一つも残ってはいなかった。
「私はこれを身に付けることはできない…」
足元に転がる鎧に視線を落とし、僅かに目を伏せてイルドゥンが呟く。
ゾズマだけが聞き逃さなかった、小さな呟き。
自らの体にまとわりつく妖魔の鎧。
上級妖魔故に、一生背負う重い鎧。
それでも、時の止まった妖魔の世界が、アセルスの手で動き出すならば。
心にまとった鎧くらいは剥がれ落ちるかもしれない。
「セアトもラスタバンも落ちた、あとは君が見届けるしかないンだよ」
どうしてか、愉快そうな笑みを湛えてゾズマがイルドゥンの肩を叩いた。
彼だけには、閉ざされた妖魔の世界の行く末が見えていたのかもしれなかった。
砂のように散った、友人、いやかつての友人を、ただただ見つめていた。
とどめをさしたのは、不幸にもイルドゥンだった。
冥帝の鎧。
残ったのはラスタバンが身に付けていた鎧だけで、そこには温もりの一つも残ってはいなかった。
「私はこれを身に付けることはできない…」
足元に転がる鎧に視線を落とし、僅かに目を伏せてイルドゥンが呟く。
ゾズマだけが聞き逃さなかった、小さな呟き。
自らの体にまとわりつく妖魔の鎧。
上級妖魔故に、一生背負う重い鎧。
それでも、時の止まった妖魔の世界が、アセルスの手で動き出すならば。
心にまとった鎧くらいは剥がれ落ちるかもしれない。
「セアトもラスタバンも落ちた、あとは君が見届けるしかないンだよ」
どうしてか、愉快そうな笑みを湛えてゾズマがイルドゥンの肩を叩いた。
彼だけには、閉ざされた妖魔の世界の行く末が見えていたのかもしれなかった。

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プロフィール
HN:
詩子
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/08/13
職業:
学生
趣味:
買い物・音楽鑑賞
自己紹介:
小説や日記、小ネタ等を投下していくヲタクなブログです。サイトの代わりに運営しているのでコメントやメッセージは大歓迎です。
リンクについては同人サイト様につきフリー。報告や連絡いただければそちらにも遊びにいきます♪
コメントするのが嫌だわ、というシャイなお嬢さんは(笑)
utagawa_hikaru☆hotmail.com
(☆を@に変えてくださいね)
こちらまでご連絡ください!
ジャンルはサイトをやっていた頃とほとんど変わりませんが…
テニス(忍受け、跡受けなど)
サガフロ(いろいろ)
もしかしたらアイシ(阿雲)
オリジ(気が向けば)
…こんな感じです。
同志様は是非仲良くしてください!
何かありましたらお気軽にご連絡を。
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コメントするのが嫌だわ、というシャイなお嬢さんは(笑)
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(☆を@に変えてくださいね)
こちらまでご連絡ください!
ジャンルはサイトをやっていた頃とほとんど変わりませんが…
テニス(忍受け、跡受けなど)
サガフロ(いろいろ)
もしかしたらアイシ(阿雲)
オリジ(気が向けば)
…こんな感じです。
同志様は是非仲良くしてください!
何かありましたらお気軽にご連絡を。
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